不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

都市のあり方等、具体的な議論の参考に/不動産協会賞表彰式

表彰式のようす

 (一社)不動産協会は13日、パレスホテル東京(東京都千代田区)で第6回「不動産協会賞」の表彰式を開催した。

 同賞は、社会貢献活動の一環として、日本経済や国民生活に関する著作物から、たくさんの人に読んでもらいたい作品を選定・表彰しているもの。「国際競争力を高める都市再生」、「良好な住宅ストックの形成」、「防災・減災」、「環境問題」、「持続可能なまちづくり」、「コンプライアンス」、「法制度」、「エネルギー問題」など幅広いジャンルを対象にしている。

 今回の受賞作品は、「東京都市計画の遺産-防災・復興・オリンピック」(越澤 明著)、「仕事と家庭」(筒井淳也著)、「新・観光立国論」(デービッド・アトキンソン著)の3作品となった。

 表彰式で挨拶した選考委員座長の青山 佾(やすし)氏(明治大学公共政策大学院教授)は、「今回の受賞作品は、幅広い分野における約40冊の中から選定した。社会構造が変化していく中で、不動産業がどのように役に立つのかを示した内容となっている」と話した。
 また、同協会理事長の木村惠司氏は、「不動産協会では、目指すべき都市や住生活のあり方についてとりまとめた“大都市および住生活のあり方に関する提言”を公表したところだが、これに対しさまざまな肉付けをしていかなければならない。今回の受賞作品を具体的な議論や行動の中で参考にしていきたい」等と述べた。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら