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一般戸建住宅を対象に全館空調リフォームを展開/三菱地所ホーム

「リフォームでも全館空調システムが受け入れられる市場が整ってきたと判断し、今回新商品として展開する」と述べる加藤社長

 三菱地所ホーム(株)は14日より、三菱地所グループのマンションリフォーム「三菱地所のリフォーム」において、新たに一般戸建住宅を対象にしたリフォームメニューを展開。合わせて新リフォームメニュー「エアロテックリフォーム」の販売を開始した。

 同社新築住宅で標準採用している「全館空調システム・エアロテック」を、既存住宅に適用し、住宅の状況に合わせた断熱改修と組み合わせたプランを用意。築年(住宅性能基準)に応じた標準工事費を設定した。加えて新築注文住宅と同様、既存住宅でも長期10年間保証と10年間の無償点検を付加した内容で提供する。

 住宅性能基準は「昭和55年基準(低断熱)」「平成4年基準(中断熱、寒冷地のみ気密化)」「平成11年基準(高断熱、全てに気密化)」の3基準。

 販売価格は、モデルプラン(40坪)で、「昭和55年基準」が坪単価18万円~、総額720万円(税別)~、「平成4年基準」が坪単価15万円~、総額600万円(税別)~、「平成11年基準」が坪単価11万円~、総額440万円(税別)~。

 14日に会見した同社代表取締役社長の加藤博文氏は、「これまでにも、お客さまの要望に合わせて、既存住宅で100棟を超えるエアロテックリフォームを手掛けてきた。昨今の省エネや健康志向の高まりから、リフォームでも全館空調システムが受け入れられる市場が整ってきたと判断し、今回新商品として展開する」などと述べた。


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