スターツコーポレーション(株)は9日、2016年3月期決算を発表した。
当期(15年4月1日~16年3月31日)は、連結売上高1,601億7,400万円(前年同期比2.2%増)、営業利益179億4,500万円(同9.1%増)、経常利益176億8,700万円(同8.0%増)、当期純利益106億8,000万円(同0.2%減)。
不動産管理事業は、不動産管理物件数の増加に伴い、管理手数料売上が順調に推移した。また、リノベーション工事の推進等によりメンテナンス売上も増加。一方、ホテル等の新規管理受託施設における人員体制強化の先行的なコストが発生した。その結果、売上高630億6,900万円(同5.0%増)、営業利益62億8,500万円(前期比1.7%減)となった。当期末時点の不動産管理物件数は住宅51万7,943戸(同8.4%増)、駐車場13万6,509台(同2.0%増)、オフィスビル等の施設1,501件(同10.8%増)。
建設事業では、建築資材および労務費の高騰が一段落した中、建築資材の集中購買や工期の平準化を図るなど、コストダウンに取り組んだ結果、売上高495億7,200万円(同3.2%減)、営業利益55億4,100万円(同6.6%増)。受注残高は712億4,600万円となった。なお、同社が得意とする免震構造建物の累計受注棟数は期末時点で360棟。
次期は、連結売上高1,580億円、営業利益185億円、経常利益180億円、当期純利益108億円を見込む。