いちごオフィスリート投資法人(IRO)の資産運用会社である、いちご不動産投資顧問(株)は9日、オフィスビル8件の取得を決定した。
取得するのはいずれも不動産信託受益権で、「いちご池之端ビル」(東京都台東区、取得予定価格51億3,000万円)、「いちご池袋イーストビル」(東京都豊島区、同30億1,000万円)、「いちご元麻布ビル」(東京都港区、同18億9,000万円)、「いちご大塚ビル」(東京都豊島区、同27億4,000万円)、「いちご名古屋ビル」(名古屋市中村区、同34億2,000万円)、「いちご伏見ビル」(名古屋中区、同23億4,000万円)、「いちご錦ビル」(名古屋市中区、同13億3,000万円)、「いちご南森町ビル」(大阪市北区、同10億4,000万円)の8物件。取得予定日はいずれも5月24日。
今回の取得により、同投資法人の保有資産は86物件、取得予定価格の合計は1,919億8,900万円となる。
併せて、新投資口の発行と投資口の売り出しを行なう。公募による新投資口発行は11万166口、オーバーアロットメントによる売り出しは5,798口、SMBC日興証券(株)を割当先とする第三者割当による新投資口発行は5,798口。調達資金(差引手取概算額)は、上限92億6,500万円。
また、16年4月期および10月期の運用状況を上方修正。4月期の修正後の営業収益は66億8,900万円(前回発表比5.3%増)、営業利益31億8,400万円(同13.1%増)、経常利益25億1,600万円(同15.6%増)、当期純利益24億5,500万円(同12.8%増)、1口当たり分配金1,730円(同0.5%増)。10月期の営業収益は71億5,200万円(同8.3%増)、営業利益34億1,000万円(同15.7%増)、経常利益24億700万円(同9.4%増)、当期純利益24億700万円(同9.4%増)、1口当たり分配金1,890円(同2.1%増)。