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東京圏の物流施設市場、ベイエリアは空室率0.4%/JLL調査

 ジョーンズラングラサール(株)(JLL)は10日、2016年第1四半期の東京圏におけるロジスティクス(物流施設)市場の動向をまとめた。

 東京圏全体の空室率は8.1%(前期比1.6ポイント上昇)と2四半期連続での上昇。東京ベイエリアは0.4%(同0.3ポイント低下)とやや改善、東京内陸エリアについては13.0%(同2.5ポイント上昇)となった。

 1坪当たりの賃料については、東京圏全体が4,147円(同0.8%低下)。東京ベイエリアは4,526円(同横ばい)、東京内陸エリアは3,912円(同0.8%低下)となった。

 今後の見通しとして同社では、16年の新規供給が過去10年平均比で2倍程度となっているものの、引き続き3PL企業などの需要が喚起されるとみられるため、空室率は16年末にかけて低下、賃料と価格は緩やかな上昇基調を維持すると予測している。


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