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15年度の新設住宅着工14万1,862戸、2年ぶりに増加/東京都

 東京都は10日、2016年3月および同年第1四半期、15年度年計の新設住宅着工統計を発表した。

  3月の新設住宅着工戸数は1万1,588戸(前年同月比2.6%増)。貸家は減少したが、持家、分譲住宅は増加し、全体で2ヵ月連続の増加となった。
 利用関係別でみると持家は1,384戸(同1.8%増)と2ヵ月連続の増加、貸家は5,509戸(同2.1%減)と10ヵ月ぶりの減少、分譲住宅は4,663戸(同9.2%増)で7ヵ月ぶりの増加となった。そのうちマンションは3,025戸(同19.7%増)、一戸建ては1,594戸(同7.4%減)。
 地域別では、都心3区が598戸(同23.7%減)、都心10区が2,366戸(同22.7%減)、区部全体が9,096戸(同3.0%増)、市部が2,469戸(同0.9%増)だった。

 16年第1四半期の新設住宅着工戸数は3万4,869戸(前年同期比0.3%減)と2期連続の減少。利用関係別でみると、持家は3,794戸(同1.8%減)、貸家は1万5,733戸(同7.1%増)、分譲住宅は1万5,231戸(同6.4%減)。そのうちマンションは1万601戸(同8.8%減)、一戸建ては4,479戸(同1.1%減)。
 地域別では、都心3区が1,607戸(同57.4%減)、都心10区は8,280戸(同12.7%減)、区部全体は2万7,156戸(同0.4%減)、市部は7,626戸(同0.1%増)となった。

 15年度の新設住宅着工戸数は14万1,862戸。前年度比では、持家、分譲住宅は減少し、貸家は増加。全体で1.0%増と2年ぶりの増加となった。
 利用関係別では、持家が1万6,582戸(前年度比4.4%減)、貸家が6万5,538戸(同9.4%増)、分譲住宅が5万8,938戸(同3.6%減)。うちマンションは4万20戸(同1.2%減)、一戸建ては1万8,326戸(同9.2%減)。
 地域別では、都心3区が7,283戸(同14.8%減)、都心10区が3万2,806戸(同3.1%減)、区部全体が10万7,407戸(同0.2%減)、市部が3万4,034戸(同5.3%増)。


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