日本ハウズイング(株)は11日、2016年3月期決算を発表した。
当期(15年4月1日~16年3月31日)は、連結売上高885億4,000万円(前年比4.5%増)、営業利益51億8,400万円(同4.1%増)、経常利益51億6,800万円(同3.5%増)、当期純利益31億1,100万円(同9.2%増)。
マンション管理事業は、積極的な営業活動で管理戸数を42万5,026戸(同1万4,078戸増)とした。損害保険料率改定に伴う複数年契約への切り替えによる保険代理店手数料増加も収益面に寄与。売上高は442億800万円(同6.3%増)、営業利益47億3,000万円(同15.0%増)となった。
ビル管理事業では、管理ストックが順調に増加。一方で、ベトナムの子会社における取得関連費用が発生するなどして、売上高82億8,700万円(同2.7%増)、営業利益5億2,100万円(同16.3%減)となった。
通期では連結売上高943億円、営業利益46億8,000万円、経常利益46億8,000万円、当期純利益29億7,000万円を見込む。
また同社は、18年度を最終期とする新たな中期経営計画を策定。損害保険料率改定に伴う長期契約増加による収益減やパート労働者の社会保険料運用枠の拡大など厳しい環境であるものの、高齢化対策や省エネ対策などの新サービス開発、M&Aを含んだ新事業に取り組み収益を確保していく。18年度連結売上高1,071億円(うちマンション管理事業508億円)、営業利益57億4,000万円が目標。