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20年までに自社ブランドホテル2,000室以上を計画/サンフロンティア不動産

 サンフロンティア不動産(株)は12日、2016年3月期決算説明会を開催し、当期の決算概要と次期の見通しなどについて説明した。なお、当期の決算数値については過去のニュースを参照。

 当期は、ホテル・貸会議室・スモールオフィスなどの新規事業が順調に推移するとともに、リプライニング事業の利益率の向上、売買仲介事業の大幅な伸長が起因し、5期連続の増収増益を達成。純利益においては過去最高を更新した。

 次期は、ホテル事業などにおける現業の拡大、インドネシアやベトナムへの海外展開、M&Aを成長戦略の「3本の矢」として事業を展開していく。

 ホテル事業では、春秋グループとの共同ブランド「SPRING SUNNY」を甲府、大阪、舞浜、銀座エリア、京都、成田などの主要都市で計画するほか、都心部アッパーミドル向け自社ブランドホテルの計画も進行中。説明に当たった同社代表取締役の堀口智顕氏は、「今後2020年の五輪までに春秋グループと共同で2,000室を開発する予定。ただし、こちらはローコストエリアで部屋の単価の制限などもあるため、別途、都心型アッパーミドル向けのホテルを自社で2,000室以上提供していく予定。いろんな手法を考えながらインバウンド向けのホテル事業を展開していく」と述べた。

 海外事業では、ベトナムに現地法人「サンフロンティアベトナム」を設立。第1号案件としてホテル開発を行ない7月にオープンの予定。また2号案件として都市型高層マンションプロジェクト、さらに大きな3号案件も計画中だという。またインドネシアにも現地法人「サンフロンティアインドネシア」を設立。首都ジャカルタの都心部に都市型分譲住宅を建築中で、インドネシア事業を再生・開発の両面で本格的に展開していく方針。


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