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減収増益。純利益91%増の548億5,000万円/飯田グループHD16年3月期決算

 飯田グループホールディングス(株)は13日、2016年3月期決算を発表した。

 当期(15年4月1日~16年3月31日)の売上高は1兆1,402億6,900万円(前期比4.0%減)、営業利益は848億9,500万円(同53.2%増)、経常利益は822億8,000万円(同57.6%増)、当期純利益は548億5,000万円(同91.8%増)となった。

 徹底した原価管理と品質の向上に努め、高品質の住宅を低価格で供給することに注力した。当期は第1次中期経営計画の2年目となり、基本戦略の一つであるコア事業の競争力をさらに強化すべく、同社グループに戸建分譲住宅を一括検索できる分譲住宅情報サイトの公開や、戸建て分譲住宅の品質基準を住宅性能表示制度に基づく基準へ一本化し、長期優良住宅の躯体性能基準を満たすレベルとするなど、性能面の向上に取り組んだ。

 セグメント別では、一建設グループの分譲件数は1万3,858件、受注金額は3,407億5,800万円(同18.3%減)に。飯田産業グループは6,613件、2,147億5,600万円(同11.1%増)、東栄住宅グループが3,821件、1,221億7,000万円(同11.9%減)、タクトホームグループが3,686件、1,026億9,400万円(同1.8%減)、アーネストワンが1万1,484件、2,636億5,000万円(同9.9%増)となった。

 次期については、売上収益1兆2,429億円、営業利益1,005億円、経常利益981億円、当期純利益662億円を見込んでいる。


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