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オフィス投資の重要性と会社業績に相関性/三井デザインテック調査

 三井デザインテック(株)は20日、「企業経営者調査」結果を発表した。経営者による投資やオフィス環境、働き方への考えやニーズを把握することを目的に、都心23区に本社(企業規模300名以上の企業)を持つ経営者を対象に意識調査を実施。有効回答数は326社。

 経営者が重視する投資については、「人材育成(96%)」や「人材確保(94.7%)」などの人的資源への投資プライオリティが上位に。一方、「オフィス」を重要視している経営者は56.5%で、半数以上の経営者が重要な投資と認識していることが分かった。業種別では、「ソフトウェア(92.3%)」、「通信・放送・IT関連(87.6%)」、「金融不動産(84.2%)」業がオフィス投資への関心が高かった。

 また、オフィスに対する投資プライオリティは高くても、経営者の関与度合いが低い「金融・不動産(38.9%)」業では、オフィス環境に関する満足度が低いという結果に。
 業績が上向いている企業の経営者ほどオフィス投資を重要視しており、業績が下向きの企業では約50%が重要視していないことも分かった。
 
 オフィスビルの共用部に関しては、経営者は「貸会議室」「喫煙所」などを重視。ワーカーは「職域食堂」などの福利厚生面を重視しており、双方でギャップがみられた。


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