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湿気対策、「満足」はわずか23.6%/LIXIL調査

 (株)LIXILはこのほど、梅雨や夏場の湿気に対するアンケート調査を実施、その結果を発表した。4月26~27日に20~60歳代の女性500人を調査した。

 梅雨や夏場に室内で気になることについては、「湿気によるジメジメ」(59.8%)、「洗濯物が乾きにくい」(48.6%)、「カビ」(44.0%)がトップ3に。

 室内で湿気が気になる場所については、「浴室」(76.8%)、「クローゼット・押し入れ」(44.4%)、「台所・キッチン」(43.6%)の順となり、何らかの湿気対策をしている場所については、「浴室」(61.0%)、「クローゼット・押し入れ」(34.0%)、「靴箱・シューズクローゼット」がそれぞれランクインした。

 場所別の湿気対策を聞いたところ、浴室は「換気扇の換気」(88.5%)が大多数であったが、同じ水回りでも台所・キッチンでは「換気扇」(71.2%)のほかに「エアコン」(23.7%)、「除湿剤」(23.7%)などの利用も目立った。収納スペースでは、「除湿剤」(押し入れ・クローゼットでは80.6%、靴箱では69.8%)などが多く票を集めたが、住まい空間では「エアコン」(寝室で53.0%、リビングで65.2%)、「除湿器」(寝室で32.5%、リビングで34.8%)などの回答が多かった。

 湿気対策に対する満足度については、「満足している」はわずか23.6%にとどまり、「どちらともいえない」が41.6%、「満足していない」が34.8%を占めた。また戸建てとマンションでは、マンションに暮らす人の満足度が戸建てに比べて低く、また不満度も戸建てより高い結果となった。


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