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会員増強に本腰。東京・新宿に開業支援センター/都宅協

「開業支援センター」。専門スタッフ3名が常駐し、開業から協会入会に向けての流れを説明する
「会員増強は、今年度の重点課題。当センターをフル稼働させる」と抱負を語る瀬川会長

 (公社)東京都宅地建物取引業協会は6月1日、不動産業の新規開業検討者をサポートする「開業支援センター」を、新宿区西新宿にオープン。8日、瀬川義信会長ほか同協会役員による開所式を行なった。

 同センターは、JR線他「新宿」駅徒歩3分に立地。開業検討者への協会入会案内と、宅建取引士の法定講習会受付業務(7月1日から)を行なう。広さは114平方メートル。専門スタッフ3人が常駐する。

 これまで同協会では、支部やコールセンター等でそれぞれで入会案内を行なっていたため、対応がまちまちだったほか、検討者の手間も煩雑だった。そのため、開業や入会に係る相談業務をセンターに集約し、都への免許申請、協会への入会手続き、入会後の教育研修や各種支援メニューなどをワンストップで提供。各支部での入会手続きへ引き継ぐ。

 開所式で挨拶した瀬川会長は「2年前の会長就任以来、入会促進を課題としてきたが、会員数は伸び悩んでいた。会員数の増加による財務基盤強化は、今年の最重点課題としたい。そのためにも、このセンターをフル稼働させる」などと抱負を語った。

 同協会は、同センターの開業効果を見込み、今年度の新規入会獲得数を、前年度比80社増の800社に設定した。


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