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宮城・東松島のマイクログリッドが稼働/積水ハウス

「東松島市スマート防災エコタウン」

 積水ハウス(株)と宮城県東松島市は13日、同市内の災害公営住宅「市営柳の目東住宅」を中心とした「東松島市スマート防災エコタウン」のマイクログリッドシステムを竣工し、稼働した。

 太陽光で発電した電力を売らず、自営線によって同住宅と周辺の病院、公共施設に給電する“電力の地産地消”を実現するシステムで、全国初の取り組み。給電は、コミュニティ・エネルギー・マネジメント・システム(CEMS)によって最適制御しながら行なっていく。環境省の補助金事業に採択されており、年間のCO2排出を256t削減できる見込み。

 東松島市スマート防災エコタウンは、住宅85戸と4つの病院、公共施設などで構成。敷地面積は約4haで、太陽光発電システムを、敷地内の防災調整池に400kW、集合住宅に49.9kW、集会所に9.1kW設置し、非常用発電機や大型蓄電池も備えている。


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