Airbnb(米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本語名:エアビーアンドビー)はこのほど、日本の経済波及効果に関する調査結果を発表した。
それによると、Airbnbコミュニティ(Airbnbを利用するホストとゲスト)が経済活動により創出した利益は、2015年で2,363億円。その経済効果は同5,207億円に及ぶと推計した。日本の標準的なAirbnbホストのホスティング(ホームシェアリング)による15年の年間収入額は、122万2,400円。「この収入は、人々の生活を支える収入源の一つとなり、日本の一般市民の経済的ライフラインとなっている」とした。
日本のホストの平均年齢は37歳。増加が特に著しいのが50歳代以上のシニア層で、ホスト全体の14%を占めている。一般的なAirbnbホストの年間貸出回数は101泊。ホストは全国に分布しており、ホスティングによる利益は、これまで利益を享受していなかった地域コミュニティへも流れ込んでいることが分かった。また、138万3,000人以上のインバウンドゲスト(訪日外国人客)がAirbnbのリスティング(部屋)に宿泊している。1人当たりの平均宿泊日数は3.5泊。
Airbnbを利用した訪日ゲストのトップはアメリカ。中国、オーストラリア、韓国、香港と続いた。滞在上位の都市は、東京、大阪、京都、福岡、札幌の順。