(株)タカラレーベンは24日、6月2日東証インフラファンド市場の第1号銘柄として上場した「タカラレーベン・インフラ投資法人」の上場記念パーティを汐留シティセンター(東京都港区)で開催。証券関係者など100名あまりが参加した。
同投資法人は、太陽光発電施設など再生可能エネルギー発電設備および再生可能エネルギー発電設備を設置、保守、運用するために必要な不動産、不動産の賃借権または地上権等の特定資産などに投資するファンド。管理会社は、同社100%子会社のタカラアセットマネジメント(株)(東京都千代田区、代表取締役・菊池正英氏)。上場時のポートフォリオは10物件、取得価格合計は約78億7,000万円。
パーティで挨拶したタカラレーベン代表取締役の島田和一氏は「当社は2012年の再生エネルギー固定価格買い取り制度開始に合わせ、メガソーラー事業をスタートした。開発機能を生かし、3年で10Mの目標を初年度で達成。先行してスタートしたおかげで、東証新市場を目指してここまで発展できた。メガソーラー事業は、固定買取価格の下落で新規事業化が難しくなってきているが、認可を受けていながら事業化していない案件が多い。上場はコンパクトに行なったが、今後はこうした未事業化案件を取得しての成長戦略により邁進し投資家の期待にしっかり応えていきたい」と抱負を述べた。