(一社)日米女性ビジネスネットワーク協会(理事長:三橋博巳氏)は24日、設立シンポジウム「米国女性リアルターの生き方、働き方」を「銀座ブロッサム中央会館」(東京都中央区)で開催。不動産やその関連業界の企業・団体の役員等計80人が参加した。
同協会は、女性が快適に仕事に従事し活躍できる環境を考えることで、ビジネスの場や社会全体のあり方を根本から改善していくことを目的に、1月5日に設立された。
開会に際して、三橋氏は、日本社会における女性活躍の必要性と、当協会の成り立ちと使命、今後の活動計画等について話した。
続いて、全米リアルター協会ディレクター・ハワイ州リアルター協会元会長のデール・ボードナー氏が、祖母や母等、強い女性に囲まれて育った自分の半生を振り返りながら、経営者になった経緯や、経営者としてどのように女性たちの活躍を支援しているかをテーマに講演。続いてホノルル・リアルター協会理事・分子生物学/植物病理学博士のジェニファー・バスト氏が、学校教師からリアルターへの転身理由などについて語った。
続くパネルディスカッションでは、「なぜアメリカでは女性が活躍しているのか」を議題に、講演者2人に加え、ハワイ国際不動産評議会理事のシャロン・シュナイダー氏と、ハワイ州&ホノルル・リアルター協会元会長のジュディ・サイクス氏が檀上に上がり、同協会専務理事の三澤剛史氏をモデレーターに活発な意見交換を行なった。
参加者からは、米国の女性リアルターが高い教育を受けていること、米国と日本の不動産事業のシステムの違いなどについての驚きの声があがった。