パナホーム(株)は28日、マレーシアにて富裕層向けの戸建ての建築請負272戸を受注した。
100%子会社のパナホームマレーシアが、現地の大手開発事業者であるTropicana(以下、「TP社」)グループが開発するまちづくり事業における戸建建築請負に関して同意に至った。TP社は、不動産・リゾート開発を中核事業とする、マレーシアの主要ディベロッパーで、豪華なライフスタイル提案と資産の構築を強みとしている。
今回パナホームグループが建築を請け負うのは、同国セランゴール州でTP社が進める総開発面積約349haに及ぶ大規模開発「AMANプロジェクト」の一画。同プロジェクトは、富裕層をメインターゲットに、戸建て、マンション、商業施設などを整備しており、全体完成は2029年を予定している。
建築を請け負う区画「CHERIA RESIDENCES」の開発規模は15.58ha、総戸数272戸、専有面積は297平方メートルから。7月より着工・販売を開始し、19年に完成する予定。販売予定価格は3,500万円前後。建物は、パナホームがASEAN地域向けに開発した構法を採用。独自の換気システムやセキュリティシステムの導入も決まっている。