不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」を運営する健美家(株)は12日、「東急東横線沿線駅別 マンション投資利回りの平均」(2016年上半期)を発表。同サイトに登録された新規物件を集計し、算出した。
渋谷駅~多摩川駅までの東京エリアでは、「田園調布」駅で8.26%でトップ。1平方メートル当たり55万円だった。平均専有面積はエリア内で最も狭い17.4平方メートル、築年数は東横線エリアで2番目に古い30.2年ということで単価が下がり、利回りが上がった。「渋谷」駅~「自由が丘」駅までは、 築年・面積にさほど影響を受けず、低利回り、高単価だった。
「新丸子」駅~「元住吉」駅までの川崎エリアでは、「新丸子」駅が8.01%でトップ。1平方メートル当たり55万円。専有面積は18.2平方メートルと狭く、築古であることで単価が下がり、利回りが高くなった。また、「武蔵小杉」駅(5.91%)と「元住吉」駅(6.85%)は、東京並みの利回り水準。平均築年数が浅く、専有面積が30平方メートル以上と広めということも影響した。1平方メートル当たりの単価では、「武蔵小杉」駅が73万円だった。
「日吉」駅~「横浜」駅までの横浜エリアでは、「白楽」駅で9.71%でトップ。1平方メートル当たり38万円。「妙蓮寺」駅のみ、築年の浅さ(16.5年)と専有面積の広さ(30.0平方メートル)等の影響もあり、利回りが6.71%となったが、横浜エリアの利回りは8%以上と高水準を維持した。特に、特急停車駅の「日吉」駅、「菊名」駅、「横浜」駅といった複数沿線の接続駅でも利回り8%を上回った。