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「不動産流通実務検定」、600点以上の人材に注目集まる/不動産流通推進センター調査

 (公財)不動産流通推進センターは14日、2015年6月以降、3回開催している「不動産流通実務検定」の実施状況や反響について報告した。

 不動産流通業界で必要な能力を客観的に評価するための検定制度。ネット環境のあるパソコン等で受検でき、100問を150分で解答するもの。1,000満点で、受検後にその点数と★5つを最高としたランク付けを即時表示している。科目は重要事項説明、取引の安全確保、価格査定など8項目。これまでの受検者数は3,000人を超える(再度受検者含む)。

 直近である第3回目(16年6月20~22日)の受検者数は1,051人で、その約8割が宅地建物取引士。平均点数は479点、最高点数は719点。400点以上の人のうち、400点台が338人、500点台が365人、600点台が85人、700点台が1人。
 大手不動産流通会社を中心に法人利用での活用が進んでおり、600点以上は「中途採用の際に大きな評価に値する」「社員評価につなげたい」などのコメントが寄せられているという。

 今後はさらなる認知度を高めて、中小企業での活用を促進していきたい考え。第4回目は11月に開催する予定。


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