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新築マンションに水回りや収納の形状変更できるシステム導入/新日鉄興和不動産

メニュープラン例

 新日鉄興和不動産(株)はこのほど、新築分譲マンション向けに、水回り設備や収納の形状変更を可能とするオーダーメードシステム「ONE MORE TAILORED(ワン・モア・テーラード)」を、三井デザインテック(株)と共同で新規開発。30日にモデルルームをグランドオープンする「リビオ中野坂上パークフロント」(東京都中野区、総戸数27戸、2017年9月上旬竣工予定)を皮切りに順次導入する。

 同社は、現在販売中の「リビオ目黒ザ・プレイス」(東京都目黒区、総戸数52戸、16年11月竣工予定)の購入者に対し、仕様設備に関する調査を実施。その結果、多くの分譲マンションで標準装備されている仕様設備と購入者のニーズとの間に差が生じていることが浮き彫りとなった。また、三井デザインテックが実施した直近3年における都心高額物件を対象とした設計変更データの分析により、約半数の住戸が既存のメニュープランに満足できず、基本プランに縛られない間取りを希望、中でも特にキッチンスペースと収納において変更ニーズが高いことが分かった。

 これらの結果、すでに導入している500通り以上の間取り、100種類以上の設備を組み合わせられる「ワンズシステム」に加え、従来のメニュープランでは実現できなかった水回りの形状変更や収納の増設・拡張・撤去にも対応できるシステムを提供する。


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