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東京Aグレードオフィス、賃料上昇減速フェーズを維持/JLL調査

オフィス賃料動向(プロパティクロック)。左は2016年第1四半期、右は第2四半期

 ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は27日、世界主要都市のオフィス賃料動向を示す独自の分析ツール「不動産時計(プロパティクロック)」の2016年第2四半期分を発表した。賃料動向を時計に見立て、その都市の賃料が「下落の加速」「下落の減速(底入れ)」、「上昇の加速」、「上昇の減速(頭打ち)」というサイクルのどこに位置するかを示したもの。

 東京のAグレードオフィス賃料は、前期(16年第1四半期)に賃料上昇率のピークを越え、「賃料上昇のの減速」フェーズ入りし、今期はそれを維持した。
 なお、EU離脱問題で注目を集めるロンドンは、一気に下落フェーズ目前の12時となった。

 同社リサーチ事業部長の赤城威志氏は、「Aグレードオフィスは、空室率の低下も継続しており、賃料についても引き続き底堅い上昇傾向を維持するだろう」とコメントしている。


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