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共働き夫婦二人暮らし向けの賃貸住宅「ヘーベルメゾンfufu」を発売/旭化成ホームズ

オリジナル設計の「キッチンファーニチャー」
それぞれが衣類を個別管理できる「夫婦別々のウォークインクローゼット」

 旭化成ホームズ(株)は6日、賃貸住宅「ヘーベルメゾン fufu(フフ)」を全国で発売開始。「各住戸プランにおける付加価値提案」という視点から、ヘーベルメゾン全体の競争力強化を図る。

 都市部の賃貸住宅「ヘーベルメゾン」の入居者に多い「共働き夫婦二人」の賃貸ニーズを「共働き家族研究所」が調査、その結果を反映し開発した商品。

 同研究所の調査結果から、共働き夫婦二人の「生活時間のずれが大きい中で、一人の時間を楽しみながら二人の時間も大切にする」といった暮らしの様子や、「お互い自立し、友達のように対等」といった価値観や意識、また、実際の生活現場では収納が十分に取れていないといった現状の間取りの課題などが浮き彫りになった。
 今回の新商品では、これらの調査を参考に、現在「ヘーベルメゾン」が供給する住戸の約7割を占める1LDK(約45平方メートル)・2LDK(約55平方メートル)の住空間について、従来と同じ床面積でも共働き夫婦二人のライフスタイルを反映した住空間とする設計ノウハウを盛り込んだプロトプランを提案する。

 具体的には、「同じ空間にいながらも夫婦それぞれの居場所をつくるデスクコーナーの設置と大きなソファが置けるリビング」や、妻だけではなくそれぞれが衣類を個別管理できる「夫婦別々のウォークインクローゼット」、忙しい生活をサポートする「室内物干し」、オリジナル設計の「キッチンファーニチャー」などを盛り込んだ。
 今年度の販売目標は、年間100棟。

 4日に実施した発表会で同社執行役員兼集合住宅営業本部長の阿久津 富和氏は「現在ヘーベルメゾン受注の2割を占める『母力』などのコミュニティー賃貸は、エリア属性を考慮し入居者を限定して敷地や建物全体で付加価値を高める商品。今回の『fufu』は、エリアを問わず敷地条件も厳しくせずに各住戸に対し付加価値が提案可能な商品として開発した。この商品の投入によりヘーベルメゾン全体の競争力強化を図っていく」などと述べた。


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