不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

ビル事業好調も住宅事業の売上計上戸数減が響き減収減益/東京建物16年12月期第2四半期決算

 東京建物(株)は4日、2016年12月期第2四半期決算を発表した。

 当期(16年1月1日~6月30日)は、連結営業収益1,075億5,100万円(前年同期比15.4%減)、営業利益139億1,800万円(同28.8%減)、経常利益103億9,100万円(同26.5%減)、四半期純利益56億1,500万円(同51.7%減)。

 ビル事業は「東京建物日本橋ビル」(東京都中央区)が通期稼働するなど、堅調に推移。管理受託等の収益増加もあり、営業収益435億6,200万円(同3.3%増)、営業利益141億2,000万円(同16.5%増)の増収増益に。
 住宅事業は、「Brillia早稲田諏訪通り」(東京都新宿区)、「Brillia小金井桜町」(東京都小金井市)等の売上を計上したが、竣工戸数が前年同期比で少なかったため、売上計上戸数が減少。営業収益312億200万円(同49.0%減)、営業利益14億2,200万円(同83.2%減)と減収減益となった。
 アセットサービス事業は、買取再販の売上高増加などにより営業収益243億2,300万円(同51.8%増)と増収を達成したが、SPC配当収益減少等が響き、営業利益は16億6,500万円(同26.5%減)の減益。
 その他事業では、クオリティライフ事業におけるサービス付き高齢者向け住宅の稼働率向上などにより、営業収益84億6,200万円(同8.0%増)と増収達成。営業損失についても1億100万円(前年同期:営業損失3億1,900万円)と減少した。

 通期は、営業収益2,600億円、営業利益350億円、経常利益260億円、当期純利益165億円の見込み。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら