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長野市内の病院移転計画を総合監修/ミサワホーム

新築する小島病院の完成予想図

 ミサワホーム(株)とミサワホーム甲信(株)は16日、長野県長野市で総合監修を手掛ける病院移転計画の概要を発表した。

 同計画は、市内の土地オーナーが保有する約3,400平方メートルの土地の有効活用。相談を受けた同社では、当該地近隣に地域医療支援病院があることや同市内の高齢化率が全国平均よりも高い水準で推移していることに着目、介護機能を盛り込んだ病院施設の建築を企画・提案した。そこで、地元金融機関より老朽化による病院施設の建て替えを検討していた医療法人平成会小島病院の紹介を受け、当該地に誘致した。

 小島病院は、従来の病院としての機能に加えて、短期入所生活介護(ショートステイ)サービスを同一建物内で受けられる新たな病院施設を建設する。土地オーナーは、医療機関に土地を賃貸することにより長期的に安定した地代収入を得られる見込み。

 新たな病院施設は、鉄筋コンクリート造地上4階一部5階建て。延床面積は4,225.5平方メートル。2017年10月の開院を予定している。

 同社では17年3月期を最終年度とする中期経営計画の基本方針として、事業多角化を掲げており、今回のような医療介護施設による資産活用事業の拡大はその一環として位置付けている。


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