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住宅の良好な温熱環境の実現を目指し研究委員会設置/ベターリビング

 (一財)ベターリビングは、住宅における良好な温熱環境の実現を目指し新たな研究委員会を設置。6月27日に第1回「住宅における良好な温熱環境実現研究委員会」(委員長:村上周三氏/(一財)建築環境・省エネルギー機構理事長)を開催した。

 同研究委員会は、2016年度からの2年間、住宅全体の高断熱・高気密化や、冬場の室温が低く健康への影響が大きいと考えられる浴室、脱衣室、トイレ等の水回り空間の対応策等の検討を行なっていく。検討した対応策等を普及していくことにより、冬場に多発する高齢者の入浴中の重大事故の減少等につなげていきたい考え。

 今後は、居住空間における温熱環境水準(温度等)を検討する「温熱環境研究部会」(部会長:伊香賀 俊治氏/慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科主任教授)、および検討結果に基づき、その実現のために対応策等を検討する「構工法・設備評価部会」(部会長:岩前 篤氏/近畿大学建築学部長教授)の2つの部会を設置し、研究を進めていく。


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