住友林業(株)は24日、大臣認定を取得したオリジナル1時間耐火構造部材「木ぐるみCT」の利用を開始。中大規模木造建築物への活用を推進する。
「木ぐるみCT」は、一般に柱や梁として流通している木材を耐火被覆に用いた耐火構造部材。一般的な木造の耐火構造部材と異なり、耐火被覆材が構造材として機能することから、地震などで起こる建物の変形や揺れを軽減、コストも半分程度に抑えることができる。
また、小さな断面の材料を組み合わせるため、住宅用の柱や梁を製作する工場で加工でき、全国の工務店での施工が可能。まずは同社が受注する中大規模木造建築物への利用を進めた後、技術指導なども含め部材の外販を行なっていく。