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「第10回キッズデザイン賞」、積水ハウスとパナホームが特別賞受賞

 先般発表された「第10回キッズデザイン賞」(全受賞作品は297点、そのうち住宅・不動産関連会社による受賞作品は38点)のうち、優秀作品が選出された。住宅・不動産関連会社による受賞は、積水ハウス(株)「安全配慮引手」とパナホーム(株)・パナソニック(株)「KodoMotto(こどもっと)」が受賞。いずれも審査委員長特別賞を受賞した。

 「安全配慮引手」は、引き戸での指はさみを予防できるように配慮した引き手で、同社住宅商品等に採用している。
 審査評では「人間工学的に考えると、ちょっとした形状の工夫でも安全対策が可能であることを示した典型的な製品。高機能化、高性能化になりがちな製品アプローチに対し、シンプルかつリーズナブルに実現している点を評価する」とされた。
 積水ハウスは3部門10点でキッズデザイン賞を受賞しており、賞の創設以来10年連続の受賞となった。

 「KodoMotto」は、子供の自立心を育む「可変子ども室」「片付けしやすい収納」に加え、「学べて遊べる子どもの居場所KODOMO+(コドモプラス)」等、子供の成長に合わせ変化する住まいプランを提案している。
 審査では、「子供の自立心の育成をテーマにした住空間提案における多様なアイディアを、PDCAサイクルを回すように創発する仕組みは新規性がある。生活実態を知ることはキッズデザイン製品開発の重要な入口である」と評価された。
 なお、パナホームによる上位賞の受賞は初めて。


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