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防災対策実践割合、関東高め、北海道と四国は低め/大和ハウス工業調査

 大和ハウス工業(株)は30日、9月1日の「防災の日」を前に、住宅購入検討者を対象とした自信災害に関する防災意識の実態調査結果を発表した。調査期間は8月6・7日、全国の新築戸建住宅の購入検討者1,035人から回答を得た。

 震度5以上の地震経験者に、「心のゆれ疲れ」(地震の影響で体調不良・精神的ストレス)を感じた経験の有無について聞いたところ、52.1%が「経験あり」と回答。その具体的な内容については、「地面は揺れていないのに揺れているように感じる」「家の倒壊に対する恐怖感」「不眠症になった、体調不良になったなどの心的ストレス」などが挙げられた。

 地震対策について聞いたところ、「食料・飲料水を準備する」は「知っている」94.5%、「実践している」51.6%、「携帯ラジオや懐中電灯などを準備する」は「知っている」94.3%、「実践している」54.8%と比較的高い割合となったが、「家屋の耐震化や耐震診断を行なうこと」については「知っている」は53.6%となるも、「実践している」に至っては5%にとどまった。

 実際に防災対策の実践割合を地域ごとに見てみると、関東地方が最も割合が高く、北海道と中国地方では実践率が低い結果となった。


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