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火災保険から補助金まで新時代の資産活用提案テーマにセミナー/不動産活用ネットワーク

セミナーでは、火災保険や補助金活用など新たな切り口の資産有効活用策を指南

 賃貸管理会社や不動産再生を切り口にした事業会社、保険コンサルタントなど不動産と不動産関連事業者10社余りが参加する「不動産活用ネットワーク」は3日、アットビジネスセンター東京駅(東京都中央区)で賃貸オーナーを対象としたセミナーを開催。約80名が参加した。

 セミナーでは、(有)保険ヴィレッジ代表の齋藤慎治氏と(株)ハウスメイトパートナーズ営業本部課長の谷 尚子氏が賃貸物件の火災保険の有効活用法について講演。齋藤氏は、賃貸住宅の大きなリスクとなる漏水事故や付属機械の故障などが、火災保険の特約で補償を受けられる点を強調し、「自動車保険と違い、火災保険はいくら使ってもペナルティはないので、どんどん使うべき」と訴えた。谷氏も「こうした保険を使うと、保険会社が加害者(入居者)に請求が行くと思っていたので管理会社も躊躇していたが、いまは大家の保険代位求償権を行使しない特約もある」と指摘した。

 このほかセミナーでは、中古ビルを貸し会議室やコミュニティカフェとして再生した手法、底地や借地権処理による資産活用、駐車場上部の空中店舗による有効活用、既存建物の省エネ改修に関する補助金を活用した資産のバリューアップ対策、駐車場や空き店舗の軒先の利用権貸しなど会員各社の取り組みについて、担当者がそのメリットを解説した。


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