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秋葉原でビルテナント対象にした「まち歩き型次世代避難訓練」/NTT都市開発

司令員と現地調査員に分かれ、現地調査員はスマホを通じて受け取る司令員の指示に従い秋葉原のまちを調査。調査員は写真や動画を司令員に送信して成果を報告し、調査を進めていった
調査終了後、チームごとに発災直後にすべき行動、避難すべき箇所と判断方法、秋葉原UDX内のAEDの場所・個数などをまとめ、調査結果として発表した

 NTT都市開発(株)は5日、秋葉原UDX(東京都千代田区)のテナントを対象に、次世代版避難訓練「LUDUSOS」(ルドゥオス)を開催。約60人が参加した。

 「LUDUSOS」は、(一社)防災ガールズ(横浜市都筑区、代表理事:田中美咲氏)が開発・企画した避難訓練。秋葉原エリアを中心に、大災害が発生することを想定。4~5人のチームに分かれ、まち歩きのゲーム形式で秋葉原を調査し、発災時の被害を減らすのが狙い。

 チームは司令員と現地調査員に別れ、本部から提示されたミッションを遂行。UTM(ユニバーサル横メルカトル、縦軸と横軸の数字で場所を表す手法)マップとアプリ、skypeを駆使し、司令員と連絡を取り合いながら、現地調査員が秋葉原のまちなかで災害時に危険が発生しそうな場所や、避難場所などについて調査を進めた。調査終了後には、その結果を基に、チームごとに調査報告書を作成し、発表した。

 今回の訓練では、防災セミナー、非常食を試食しながらの備蓄食セミナーなどを実施。各チーム発表終了後には、地域・秋葉原UDXの防災情報などの提供も行なわれた。


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