(株)西武プロパティーズは5日、「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京都千代田区)が、優れた緑地を対象とする「SEGES(シージェス、社会・環境貢献緑地評価システム):都市のオアシス」(主催:(公財)都市緑化機構)に認定されたと発表した。
「SEGES:都市のオアシス」は、猛暑やヒートアイランド現象等で悪化する都市環境において、緑地の重要性の普及啓発を目的に、人々に安らぎと憩いの貴重な環境となっている緑地を認定する制度。
「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、旧グランドプリンスホテル赤坂の営業時に植樹されていた樹木約200本を保存・再移植するとともに新たに340本を植樹。200種以上の植物を植栽し、敷地全体の緑化率は約45%となっている。建物周辺に生まれた新たな緑地と皇居などの都心の貴重な緑地をつなぎ、エコロジカル・ネットワークの形成に貢献するまちづくりを推進。周辺の自然環境には野鳥をはじめとするさまざまな野生動物が確認されている。
さらに、敷地中央には隣接する弁慶濠から清水谷公園へ抜ける「緑の軸」を設定。北側の「光の森」ではビオトープの整備を進めており、こうした取り組みが評価された。