京王電鉄(株)と渋谷区は6日、相互の連携を強化し、地域の社会的課題を解決することを目的に、「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定」を締結した。
渋谷区では、2016年4月から、民間企業の持つ技術やノウハウを生かし、地域社会の課題を解決するため、公民連携・協業による「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー制度」を推進している。現在までに2社と協定を締結しており、鉄道会社との締結は初。今回の締結により、両者協働で、住宅・不動産の利活用に関する企画・開発、京王線が乗り入れる初台・幡ヶ谷・笹塚・本町エリアの活性化など、より魅力あるまちづくりを実施。地域の持続的な発展につなげていく。
住宅・不動産の利活用では、安全かつ利便性の高い短期賃貸モデルの構築・社会実験の実施、住宅および公共施設の有効活用ならびにリノベーション推進に関する企画・開発などを進める。
エリア活性化では、ブランディング活動を推進する場(仮称「街ラボ」)の発足に関する企画・開発、各種ステークホルダーへのコミュニケーションプログラムの提供、子育て環境の整備および運営に関する企画開発(「子供食堂」の開設等)を計画。
そのほか、健康増進に関する企画立案ならびに情報発信施策の研究開発、人材開発および研修プログラム等における人的交流の検討などを行なう予定。