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ビルのエネルギーコストが約2割低下/ザイマックス不動産総研調査

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は7日、「オフィスビルエネルギー消費量およびコスト調査」の結果を発表した。同社グループが運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータを得られた約100棟を対象に、エネルギー消費量・単価・コストの推移について調査したもの。調査期間は2009年4月~16年6月。

 16年4~6月のエネルギー消費量は、1平方メートル・月当たり124.3MJ(前年同期比3.1MJ減)となった。11年以降は多少の増減はあるものの、ほぼ横ばいでの推移が続いている。

 エネルギー単価は1MJ当たり1.99円(同0.42円低下)となった。電気・ガスの原燃料調整費が下落しているのが要因とみられる。

 1ヵ月・1平方メートル当たりのエネルギーコストは、244.0円(同58.9円低下)と大幅に低下。エネルギー単価の下落が大きく影響し、前年同期よりも約20%低下した。


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