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8月に設立総会を開催、住宅業界全体の品質向上を目指す/全住品

設立総会の様子

 (一社)全国住宅技術品質協会(全住品、代表理事:斉藤武司氏)は9日、8月24日に東武ホテルレバント東京(東京都墨田区)で開催した設立総会について公表した。

 同協会は、住宅業界全体の品質向上を目的に、2016年7月に設立。戸建住宅の地盤調査・建物検査を手掛けるジャパンホームシールド(株)、全国の地盤関連企業で構成する「ジャパン会」など、地盤調査、補強工事、建物検査、測量の住宅関連サービス事業者を結集した組織で、会員数は計291社(8月24日現在)。

 設立総会では、今後の活動方針を共有したほか、国土交通省住宅局住宅生産課住宅瑕疵担保対策室長の石和田 二郎氏が近年の住宅事情や住宅政策について解説した。そのほか、東京電機大学副学長の安田 進氏が「熊本震災に学ぶ住宅の被害」と題して講演。現地で発生した液状化や陥没被害に関して具体的な事例を基に説明を行なった。

 今後は、現場技術・品質研修や現場安全パトロール、業務支援システム補助などを予定。また、一般生活者を対象とした住宅に関する意識調査や啓発・広報活動も行ない、安全・安心な住宅づくりに貢献できるよう努めていく。


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