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東京・田無で、都内初となるリノベマンションを発売/ポラスグループ

「Gathering House」モデルルーム
「DRESS HOUSE」モデルルーム

 ポラスグループの(株)中央住宅は、マンションの「1棟まるごとリノベーション」プロジェクトの第2弾である「ルピアージュ田無」(東京都西東京市、総戸数50戸)を9月中旬より発売する。

 同物件は、西武新宿線「田無」駅徒歩10分の第一種低層住居専用地域に位置する。従前は企業の社宅として利用されていた2棟からなるマンション(築23年)で、敷地面積は約4,234平方メートル。専有面積は約73平方メートル(2LDK~3LDK)で、全邸南向きとなる。
 当時の施工を長谷工グループが手掛けていたため、今回のプロジェクトについても、企画や販売、建物管理などの面で協業していく。

 今回のリノベーションでは、2棟のうち1棟、1階住戸に最大約52平方メートルの専用庭を新設。また、オートロックを搭載したプライベートエントランスを9ヵ所設置させた他、専有部にもリモコンロック付の玄関ドアを導入するなど、住まいのセキュリティを向上させた。

 リノベーションプランは5つ。ポラスオリジナルの“ピアキッチン”を採用した「Gathering House」(設計デザイン:中央住宅)、和室を設けた「SLOW HOUSE」(同:中央住宅)、土間やバーカウンターなどを設けた「DECOR HOUSE」(同:中央住宅)、大理石天板のL型フラットカウンターを装備した「DRESS HOUSE」(同:長谷工アーベスト)、子供部屋をアトリエにみたてた「Atelier HOUSE」(同:長谷工リフォーム)を用意する。

 価格は4,000万円前半~4000万円半ば。入居時期は17年5月中旬の予定。

 8月末のモデルルームオープンから現在までに約40組の来場があり、「プレファミリーやファミリー層が中心。8割強が田無エリアに住む人」(長谷工アーベスト東京支社販売部長・林 孝一郎氏)だという。
 
 9日に開催したモデルルーム見学会において、同社マインドスクェア事業部長の金児正治氏は、「15年11月に販売したルピアージュ天王台も残りわずかになった。現在3棟目となるプロジェクトを『百合ヶ丘』駅付近で進めており、今後は1年に2棟以上はリノベーションを手掛けていきたい」と話した。


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