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開発物件を売却、増収増益/シーアールイー16年7月期決算

 (株)シーアールイーは12日、2016年7月期決算を発表した。

 当期(15年8月1日~16年7月31日)は、連結売上高338億4,200万円(前期比34.2%増)、営業利益43億8,600万円(同84.8%増)、経常利益41億2,300万円(同88.7%増)、四半期純利益23億700万円(同72.3%増)であった。

 主力の不動産管理事業は、マスターリース物件が前期に引き続き高い稼働率を維持したこと、プロパティマネジメントの管理面積が堅調に推移したことから、安定的に収益を計上。これらの結果、売上高154億2,943万円(同2.0%減)、営業利益15億2,148万円(同0.4%増)。

 物流投資事業は、開発物件の「ロジスクエア久喜」および「ロジスクエア羽生」を売却、売上高175億3,628万円(同122.3%増)、営業利益35億1,454万円(同171.0%増)。アセットマネジメント事業は、売上高10億8,702万円(同187.8%増)、営業利益2億1,691万円(同86.2%増)となった。

 次期は、売上高457億5,000万円、営業利益44億7,000万円、経常利益41億4,000万円、当期純利益25億円を見込む。

 なお同日、3つの方針を定めた「長期経営方針」も発表。「ストックビジネスの強化による持続的な企業成長」では、管理面積300万坪以上を目標に不動産管理収入・利益拡大を図るほか、アネットマネジメント受託資金残高5,000億円も目指す。またエリア展開やM&Aによる競争力強化に注力する。そのほか、「成長を維持するための体制整備」「ストックビジネスの成長に応じた株主還元の実施」を掲げている。


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