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JREIT30社がGRESBの高評価を獲得

 16年の「GRESBリアルエステイト」の評価が、このほど公表された。

 GRESBは、不動産セクターの環境・社会・ガバナンス(ESG)配慮を測る年次のベンチマーク評価。責任投資原則(PRI)を主導した欧州の主要年金基金グループを中心に2009年に創設された。

 今年より不動産会社・ファンドを対象とする調査名を「GRESBリアルエステイト」に改称。従来通りの「グリーンスター」等(「実行と計測(IM)」・「マネジメントと方針(MP)」の各スコアの絶対値によって、4段階で評価)に加えて、より実践レベルを把握できるよう、総合スコアでの相対評価を5段階(最上位は「5スター」)で行なう、「GRESBレーティング」を採用した。

 16年のベンチマーク調査には、世界で759社、アジアで114社の不動産会社およびファンドが参加。そのうち日本の参加社数は46社(上場:33社、非上場:13社)で、そのうちJREITが30社。時価総額ベースで、JREIT市場の78%(9月1日時点)に達した。JREIT各社のほとんどが「グリーンスター」および「5スター」または「4スター」など高い評価を獲得している。

 また、グローバル・セクター・リーダーに「日本プロロジスリート投資法人」、アジアのセクター・リーダーに「積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人」(2年連続)、「プレミア投資法人」が選ばれた。


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