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VRを活用。スマホで物件疑似見学可能に/大京穴吹不動産

VRゴーグル使用時
VR画面

 (株)大京穴吹不動産は15日、同社のスマートフォンサイトでの売買・賃貸物件紹介に際し、VR(仮想現実)技術を用いたシステム「ぐるっとネットdeオープンルームVR」を導入した。
 
 同社では、5月よりサイト上での物件閲覧時に、写真だけでなく360度のパノラマ画像を閲覧できるサービスを提供してきたが、より顧客の利便性向上を図るため、VR技術を導入することとした。

 スマートフォンサイトで物件を閲覧する際、「VRゴーグル」という箱型の装置にスマートフォンをセットすると、上下左右と全体を見渡すことが可能となる。昼夜の眺望の変化、共用部や建物周辺の様子なども盛り込むことが可能。

 VR画像撮影用のカメラは、全国の同社営業拠点70店舗に導入。営業社員が直接撮影することで、導入コストを削減している。VRゴーグルは、同社の店舗への来店や同社営業社員への問い合わせにより、希望者に配布する。遠方に住んでいるため物件を見学できない人や、短時間で複数の物件を見学したい人、時間的制約が多い人などの利用を見込んでいる。

 同日現在、約880物件がVRゴーグルを用いた見学に対応しており、今後はインバウンド事業での利用も視野に入れている。


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