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民泊向けIoTデバイスを活用した実証実験を開始/インベスターズクラウド

「スマート民泊」実証実験スキーム

 (株)インベスターズクラウドは21日、子会社の(株)iVacation(東京都港区、代表取締役:大城崇聡氏)を通じ、民泊向けIoTデバイス「TATERU Phone」を活用したスマート民泊の実証実験を開始した。

 「TATERU Phone」は、スマート民泊を可能にするため、チェックイン、チェックアウトをはじめ、スマートキーの利用やチャットでの問い合わせなどを多言語で対応する。

 同社は9月15日、東京・大田区の物件(木造一戸建て、宿泊可能人数5名)で特区民泊経営事業の認定を受けた。同物件で「TATERU Phone」を無料でレンタルし、スマート民泊の実証実験を行なう。交通予約やイベントチケット、レストランの予約等だけでなく、民泊物件を利用した感想や現場の意見も収集。検証用データをもとに、「TATERU Phone」と民泊物件のアップデートを行ない、民泊運営の改善を目指す。

 また、物件近くの「武蔵新田商店会」と協力し、「TATERU Phone」を活用した地域活性化を促進。デバイスに搭載されている機能を利用し、民泊宿泊者の商店街回遊や、地域住民との円滑なコミュニケーションを促していく。

 実証実験は2017年3月31日まで。


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