(公財)日本賃貸住宅管理協会は27日、国際交流部会が中心となり実施している「JPM留学生インターンシップ制度」の第7期修了式を開催した。
同制度は、外国人留学生に不動産管理会社の実務を体験させ知識を深めてもらい、就職活動を支援することを目的に行なっている。今回は、中国、ベトナム、韓国、ネパール、ミャンマー、台湾、カンボジア籍の24名が参加。同協会会員である1都3県の12社に加え、大阪、京都、仙台、福井の5社が受入企業として名乗りをあげ、7月下旬から9月下旬にかけての約4週間、留学生に実務研修を実施した。
修了式では、同協会会長の末永照雄氏が修了証書を授与。受入企業とインターン生による報告会を行なった。修了レポートの発表では、「実習全体を通し、“コミュニケーション能力”の必要性を強く感じた。インターンのおかげで日本語能力の足りなさを痛感」「インターンシップの4週間の経験は、将来の就職や仕事に大変役立つと思う」「将来のキャリアアップに向け、何を準備するべきか、何を向上させなければならないかについて、いろいろと考えることができた」などの感想が述べられた。
修了式の冒頭挨拶した末永会長は、「インターンシップは今年で7回目を迎え、通算で127名の卒業生を輩出している。留学生も受入企業も多くの学びが得られるインターンシップ制度を、今後ますます推進していきたい」と述べ、同部会会長の荻野政男氏は「受入企業と過ごした4週間は、留学生の皆さんにとって貴重な体験となっただろう。研修会で語った“日本と母国との架け橋になり、社会に貢献したい”という決意表明を忘れず、これからもがんばってほしい」などと語った。