ヒューリック（株）はこのほど、2016年実施の「GRESB（Global Real Estate Sustainability：グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク）評価（GRESB リアルエステイト評価）」において最高位の「Green Star」の評価を取得した。
GRESBは、不動産セクターの環境・社会・ガバナンス（ESG）配慮を測る年次のベンチマーク評価。責任投資原則（PRI）を主導した欧州の主要年金基金グループを中心に09年に創設された。リアルエステイト評価の対象は、既存物件の投資・運用事業を行なう不動産会社とファンド。
同社は、環境配慮やサステナビリティに関する取り組みについて、「マネジメントと方針」および「実行と計測」ともに高い評価を受けた。
さらに、総合スコアによるグローバル相対評価「GRESBレーティング」では、5段階（5スターが最高位）評価の中の上位「4スター」を獲得。「GRESBリアルエステイト評価」では「複合型（オフィス／商業施設）、アジアグループ」として分類され、同グループ1位の評価を取得した。
CSR経営と業務目標が一体として掲げられ、経営とCSRの融合が進み、サステナビリティへの取り組みを効果的に実現する経営体制が構築されていることや、顧客やステークホルダーとの対話を重視して事業に取り組んでいる点が評価された、と同社は分析する。