三菱地所(株)、三菱地所レジデンス(株)、三菱地所ハウスネット(株)、(株)ライナフは29日、IoTを活用した賃貸物件の無人内覧サービス「スマート内覧」を、三菱地所グループが賃貸管理する「パークハビオ」に本格導入すると発表した。
内覧希望者がインターネット上の専用サイトから予約し、自身のスマートフォン等で玄関扉が開閉可能なIoTシステムを導入することにより、自由な時間に1人で内覧できるというサービス。これにより、不動産仲介会社の担当者も、内覧希望者を案内する前に賃貸管理会社の店舗等に出向いて鍵を借りる手間が不要となる。
今年2月以降、「ザ・パークハビオ 上野レジデンス」(東京都台東区、総戸数125戸)等の複数物件で試験運用を行なってきたが、今回10物件に拡大展開する。本格導入にあたり、住戸内に設置したタブレット端末を利用した音声等による無人物件案内や、ネット上での入居仮申し込みの受け付け、不明点があった際の電話対応など、新たなサービスを付加した。
なお、「スマート内覧」は2016年度グッドデザイン賞を受賞している。