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埼玉・日高でマルチテナント型物流施設を竣工/GLP

「GLP狭山日高II」外観

 グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)は3日、同社が建設を進めてきたマルチテナント型物流施設「GLP狭山日高II」(埼玉県日高市)の竣工式を執り行なった。

 同施設は、圏央道「狭山日高」I.C.から約3.4kmの圏央道と国道16号の結節点に位置し、労働力確保にも優良な立地。敷地面積4万3,011平方メートル、延床面積8万5,747平方メートル、5階建て。

 免震構造を採用。停電時でも防災センター、事務所エリアの照明・コンセント、貨物用エレベータの利用を可能とし、全館セキュリティ機能を確保するバックアップ電源設備を導入した。井水設備を採用することで断水、停電時でもトイレの利用を可能とするなどBCP対策を施している。また、全館LED照明を設置し、CO2排出量および消費電力を約50%削減するほか、外壁に断熱性の高いサンドイッチパネルを使用し冷暖房効率を向上させるなど環境にも配慮している。

 同社代表取締役社長の帖佐義之氏は「同施設は地盤の固いエリアであることに加え、事業継続性をしっかり確保する最新のBCP対策を備えている。企業の物流オペレーションに対するニーズは複雑化、高度化が進んでいるが、当社ではそれらに先んじたソリューションを提供していけるよう引き続き努力していく」とコメントしている。


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