三菱地所ホーム(株)は4日、グループのリフォーム事業ブランド「三菱地所のリフォーム」において、最高品質のリフォームブランド「Re Gran(リ グラン)」およびマンション向けの定額制リフォームメニュー「Re Dia(リ ディア)」の販売を開始した。
「Re Gran」は、主に都心・城南エリアの戸建住宅とマンションが対象。「本物のゆとりを求めた空間」、特別注文住宅ブランド“ORDER GRAN”で採用している製品など「世界中から最高級・最高品質を厳選」、「(提案・設計等で高い技術を持つ)スペシャリストが住まいのすべてをコーディネート」という3つのブランドポリシーに基づいて展開する。
一方、「Re Dia」は、水回りの交換に次ぐリフォームのボリュームゾーンである水回り一式プラス表装改修の検討層の取り込みを目的に、「専有面積に応じた定額制」を採用した商品。三菱地所レジデンス(株)が顧客の声を集約して開発した「EYE’S PLUS(アイズプラス)」商品のキッチン、洗面化粧台などの水回り設備機器を標準品に採用し、最新のトレンドを取り入れた7つのカラーをベースにトータルコーディネートしたインテリアも提案する。なお、間取り変更、配管工事等を含むフルリフォームの場合についても、オプションメニューで対応可能。
参考価格は、専有面積70平方メートルの場合で、基本工事費+「EYE’S PLUS」商品代+コーディネーター料が498万円(税別、解体・廃材等の処理代含む)。販売目標は下半期30戸。
4日に開催した記者発表で、同社代表取締役社長の加藤博文氏は「上半期は、消費税増税延期、株価の下落等の影響もあり、主力の注文住宅では特に首都圏郊外エリアが伸び悩んだ。目標をクリアすることができなかったが、下半期で挽回できる範囲だと考えている。リフォーム分野で新商品を投入し、注文住宅と合わせて2本柱で展開していく」などと語った。