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寒冷地ZEH断熱基準が標準仕様の新商品発売/ミサワホーム

「Familink ZERO(ファミリンク ゼロ)」外観イメージ

 ミサワホーム(株)は8日から、木質系工業化住宅「Familink ZERO(ファミリンク ゼロ)」を発売する。

 「Familink ZERO」は、ZEH基準で定められている8つの地域区分のうち、最も厳しい条件が求められる1・2地域の基準を標準仕様でクリア。外皮熱損失を抑える建物形状「ZEHフォルム」、基礎部分の断熱性強化、アルゴンガス入りトリプルガラスの樹脂サッシの採用などで建物全体の断熱性能を向上。同社の一般的な屋根勾配に比べてより角度をつけ雪が屋根に積もるのを防ぐと共に最大9.1kWの大容量太陽光発電システムの搭載も可能とした。その他、電気を効率的に使用できるエコキュートや省エネ型の換気システムなどを標準化した。

 また同社の北海道限定の木質系工業化住宅「Familink」のコンセプトを踏襲し、子供の成長に応じた「プレイサイト」「トークサイト」「ホームワークコーナー」「ホームコモンズ」の4つの学び空間を提案する「ホームコモンズ設計」、スライド式収納家具にチャイルドゲート機能を持たせた「キッチンスライドゲート収納」、子供の家庭内事故を防ぐためのチャイルドロック付き建具などを採用し、子育て配慮も盛り込んだ。

 木質パネル着工法でシステムフリー設計。参考価格は建築面積75平方メートル、延床面積126平方メートルの1・2地域向け推奨プランの場合、2,703万円(税込み)。子育て世帯をメインターゲットに沖縄県を除く全国で年間100棟の販売を目指す。


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