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「買取再販型中古マンション」、年間成約件数は約8,000件/矢野経済研究所が推計

 (株)矢野経済研究所は7日、「買取再販型中古マンション」に関する調査結果を発表した。中古マンションを不動産会社が住戸単位で取得。リフォームした後に販売するビジネスモデルの市場トレンドを、2015年度第4四半期(16年1~3月)、16年度第1四半期(4~6月)にかけ調査した。

 15年度第4四半期の買取再販型中古マンションの成約件数は1,979件、販売額は約588億円と推計。16年度第1四半期は1,814件、約573億円と推計した。これらをもとに、年間の市場規模を成約件数約8,000件、販売総額約2,000億円と推計している。

 1戸当たりの推定成約価格は、15年度第4四半期は約2,970万円、16年度第1四半期は約3,160万円と、成約した物件のエリアや床面積によるばらつきはあるものの、買取のための中古マンション価格がやや上昇基調にあると分析している。

 また、今回の調査をもとに、一般的なリフォーム市場調査には入ってこない、不動産仲介業者や買取を行なうリフォーム事業者などの間で取引されている(BtoB)住宅リフォームの市場規模について、最大で約500億円と推計している。


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