ジョーンズ ラング ラサール(株)は20日、2016年第3四半期における東京圏ロジスティクス(物流施設)市場の動向をまとめた。
東京圏全体の空室率は8.0%(前期比0.6ポイント上昇)。東京ベイエリアは4.2%(同1.4ポイント上昇)、東京内陸エリアは10.5%(同0.4ポイント上昇)となった。
1坪当たり賃料については、東京圏全体が4,139円(同0.3%上昇)で、4四半期ぶりの上昇だった。東京ベイエリアでは4,538円(同0.7%上昇)、東京内陸エリアは3,886円(同0.2%下落)。昨年来続いた大量供給が一服したことで、賃料上昇の動きが出ている。
今後について同社では、記録的な水準だった16年を上回る供給が17年に予定されているが、「引き続き需要は堅調に推移するとみられ、空室率は緩やかに低下、賃料は緩やかに上昇する見通し」と予測している。