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リノベ賃貸住宅「ホシノタニ団地」が「グッドデザイン金賞」を受賞

「ホシノタニ団地」外観

 小田急電鉄(株)のリノベーション賃貸住宅「ホシノタニ団地」が(公財)日本デザイン振興会主催の「2016年度グッドデザイン賞」において、「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞した。

 「ホシノタニ団地」は、小田急線「座間」駅前に所在する昭和40年代築の小田急電鉄の社宅(4棟)を、一般賃貸住宅(2棟)と市営住宅(2棟)として再生し、一般賃貸住宅の1階部分には、市営の子育て支援施設と民間企業の運営によるカフェを誘致し、敷地内には、貸し菜園やドッグラン等を設け、地域に開放した団地。

 4,085件の審査対象のうち、1,229件が受賞した16年の「グッドデザイン賞」を受賞、「グッドデザイン・ベスト100」にも選ばれ、大賞候補6作品の一つに残っていた。企画・設計監修を担当した(株)ブルースタジオも共同受賞している。なお、大賞は、慶応義塾大学とオーサグラフ(株)による世界地図図法「オーサグラフ世界地図」が選ばれた。

 審査員からは「かつての駅前の社宅の建物をそのまま利用し、新たに賃貸住宅と公営・民営のコミュニティ施設に再生した事例。築後40年程を経て老朽化していた建物と敷地を、まちに開かれた新しい生活の場に編集し直した先端的な試み」として高く評価された。


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