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第1回カンファレンスを開催、プロジェクトキックオフ/日米女性ビジネスネットワーク協会

講演する国土交通省 土地・建設産業局不動産業課課長補佐の本間優子氏
パネルディスカッションの様子

 (一社)日米女性ビジネスネットワーク協会(理事長:三橋博巳氏)は1日、第1回目となる日米カンファレンス「住宅・不動産業界で働く女性のキャリアプラン」を「すまい・るホール」(東京都文京区)で開催した。

 国土交通大臣政務官の大野泰正氏の祝辞に続き、同省土地・建設産業局 不動産業課課長補佐の本間優子氏が「日本の住宅・不動産業界の女性たちの現状」をテーマに講演を行なった。本間氏は「従事者数は全産業の2.8%だが、経済に与える影響が大きいのが不動産業界。女性の活躍推進や働きやすさの向上は、日本の社会全体にも影響する」などと述べた。

 続いて、ハワイ大学理事で前ハワイ州リアルエステイト・コミッショナーのキャサリーン・カガワ氏が、「米国女性のキャリアプラン~夢を持って働こう」をテーマに講演。続いて演壇に立った(株)新規開拓代表取締役の朝倉 千恵子氏は、営業の仕事をして自身が再生できた過去を振り返りながら、「女性の社会進出が日本を救う」と力説した。

 その後講演者3人に加え、(公財)日本賃貸住宅管理協会元会長の北澤艶子氏、ハワイ国際不動産評議会会員のアンチェタ彩子氏、同、一棟多代氏ら6人によるパネルディスカッションを開催。同協会専務理事の三澤剛史氏をモデレーターに、「働くキャリアプラン」について意見交換を行なった。
 北澤氏は「こんなに女性に向いている仕事はない。住まいは女性の視点が生きるもの。これからも次世代の女性たちにつないでいきたい」、アンチェタ氏は「リアルターは日々勉強をしなければならなくて大変だが楽しい。これを機会に、ハワイと日本の架け橋になりたい」などと述べた。


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