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賃貸、不動産販売とも好調。売上・利益は過去最高更新/住友不動産17年3月期第2四半期決算

 住友不動産(株)は14日、2017年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(16年4月1日~9月30日)は、連結営業収益4,696億7,600万円(前年同期比30.0%増)、営業利益975億5,400万円(同15.1%増)、経常利益878億4,000万円(同19.8%増)、当期純利益591億8,400万円(同25.5%増)。売上・利益とも過去最高を更新した。

 不動産賃貸事業は、既存ビルの収益改善と、前期竣工の「東京日本橋タワー」(東京都中央区)、「住友不動産三田ビル」(東京都港区)などの通期稼働が寄与し、営業収益は1,674億1,900万円(同9.9%増)、営業利益653億9,000万円(同9.9%増)となった。期末空室率は、4.4%(同0.4ポイント減)。
 
 不動産販売事業は、大規模マンションの引き渡しが順調で、マンション、戸建て、宅地で計3,559戸(同1,570戸増)を計上。営業収益は1,891億9,000万円(同84.6%増)、営業利益は301億800万円(同39.3%増)となった。期中のマンション契約戸数は3,241戸(同402戸増)と過去最高。通期計上予定戸数(5,000戸)に対する契約率は約95%で推移している。
 
 不動産流通事業は、仲介件数が1万7,942件(同181戸減)。営業収益は307億2,900万円(同6.3%増)、営業利益は81億8,600万円(同4.6%増)。取扱高は5,592億3,400万円(同7.3%増)。

 通期では、連結営業収益8,800億、営業利益1,850億円、経常利益1,650億円、当期純利益1,000億円を見込んでいる。


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